「第9回 春の制作展」のお知らせ

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「春の制作展」も数えて9回目となります。あらためて関係者各位のご理解とご協力のお陰と深く感謝申し上げます。

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2014年度下期(10月~3月)カリキュラム

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ときたま通信 VOL.3

残暑お見舞い申しあげます。

尾瀬沼から燧ヶ岳 を望む

尾瀬沼から燧ヶ岳 を望む

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「第八回 春の制作展」のお知らせ

2014年度 春の制作展ポスター

 

アートラボ山上の絵画作品展のお知らせです。 続きを読む

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ときたま通信 VOL.2

旅 日常と非日常のはざま

<東北の旅2 月山・鳥海山・蔵王に登る>

今夏は異常気象。東北でも35度前後の猛暑日が続く。月山は下界の気温より12,3度低い。暑い寒いと言を発することさえない程の気持よさ。5月、季節はずれの真冬状態の東北の旅、あれから3か月。8月お盆、雪雲で覆われた山々の麓でただ眺めるしかなった月山や鳥海山へ懲りずに出かけた。月山へは初心者むきの北からのルートを登る。距離は長めだが斜度はゆるく景色を眺めながらの登山ができた。

月山は信仰の山だ。お盆でもあったせいか行者の衣装を身にまとった幾多の老若男女が高山植物の花など見向きもしないで鈴の音を鳴らし駆け足で頂上へと登っていく。頂上のすぐ下にはあちら世界の入り口かと思わせる真っ赤とピンクのプラスティックの羽の風車がカラカラまわり、梵字らしい読めない字態が黒く書かれた白い旗がいくえにもはためく。そしてそれらに埋め尽くされた小さく素朴な石仏と祠。山は日常とは別の世界、人の思念を現しめられる世界なのでしょうか。そう思えば稜線を下から駆け上り超え下るガスが怨霊の化身に見えた。汗で冷えたせいか少しゾクッとした。日常の空間が一歩ずつ登るほどに非日常の空間に変容していくようだ。なぜか頂上までは行かずそのすぐ手前でコーヒーをわかし昼食をとり下山した。

下山途中チングルマとコバイケイソウが群生し咲き群れていた岩の上に初老の男が休んでいた。先行していた家内と親しげに話していた。大きな声で昨夜泊まった宿の飯のまずさ、サービスのひどさを訴えていた。やれ、ぶったくりだ、野宿したほうがましだとか、この時節はこれでも良い方だとも訳知り顔で話していた。単独の旅で話し相手が欲しかったのか我々を同郷の者と知ったからかその場に長く引き止められた。話を遮断するように離れたが先ほどまでの霊気がすっかり消え日常気分に戻っているのに気づいた。月山は普通の山になっていた。

その日のうちに鳥海山7合目までいき車中一泊。宇宙の中の地球と自分の存在を思い馳せさせるほどの満天の星空。「う~、宇宙がある」と思わずうなった。登山道には大きな雪渓がありアイゼンなどの装備がないので登頂をあきらめグルッと一周することにした。半日で鳥海山を一周して見る人は多くはいないだろうとひたすら車を走らせる。移動するごとに山容が左右対称コニーデ型に変わっていく様はとても面白く長時間の記録映画を見ているようだ。南側から、西、北、東へと移るごと出羽富士やら秋田富士の姿になっていく。きっと土地の人は自分の地域で眺める鳥海山と他から見る鳥海山とは別モンだと思うにちがいない。

夕方、蔵王につきキャンプ場でテント泊。早朝噴火口御釜のすぐ下の駐車場まで。すでに満車状態。続々と車が押しかけ10分も立たないうちに長蛇の列を成してしまった。我々は軽い登山の装備だったがまだましなほう。皆、普通の履物で歩いている。でもその理由がわかった。2,3分で頂上付近。5分もしないうちに噴火口にたまるエメラルドグリーンのお釜がみられる。お手軽に少し高山っぽい空気が味わえるチョイ非日常。なにやら落語に出てくるお伊勢参りの一場面。蔵王も信仰の山。頂上にはいくつもの社と祠があり、石を積み上げただけのケルン状の卒塔婆も無数にある。これだけ人が群れていると恐れも神がかったイリュウジョンも見えてはこない。霊山の雰囲気は人の密度が関係するだろうことは当然か。人が集まる。市がたつ。物見遊山をたのしむやつ。賑わいをあてに金儲けを企むやつ。人は業をつないで芋づるの如くたかって群れる。

次は人の気配がなく怖いくらいの大自然の中、逆に人がその土地の自然と一体になり、ゆっくりと時間を積み上げた風景、暮らしの中で風土と文化を築きあげた風景、そんなところを旅してみよう。

今旅は全日程、雲ひとつない天候に恵まれた旅だった。

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ときたま通信 VOL.1 

<東北の旅 桜前線を追いかけて>

連休、東北へ出かけました。東北のサクラは5月に入ってからが本番。満開の桜を見ることができるだろうと実家のある群馬より日本海側を走り龍飛岬を北限に東北の背骨を走り帰ってきました。道程は

群馬実家⇒三面川⇒月山⇒鳥海山⇒八郎潟⇒十二湖⇒白神山地⇒龍飛岬⇒三内丸山遺跡⇒弘前城の桜⇒八幡平高原⇒田沢湖⇒角館 武家屋敷しだれ桜⇒会津鶴ヶ城の八重の桜⇒大内宿⇒霧降高原⇒日光東照宮⇒群馬実家⇒佐久平⇒白樺湖⇒高遠の桜⇒名古屋                  ※囲み枠は良かったところ

気温7度C前後 おりからの寒波のため、みぞれ混じりの横殴り雨。東北旅行中ズーットォ雨、とても寒く3月初めくらいの気温。地元の人もびっくりの季節外れの気候。日中でも8度Cがやっと。ちょっと山あいに行けば3度C以下の風雪。マイカーの凍結警告灯がつきっぱなしの東北らしいといえば東北らしい気候ではありました。車中3泊4日の強行日程、桜も天候も期待外れでしたが負け惜しみでなく楽しい旅行でした。

桜 咲いている桜もありましたが、大体は蕾か散ってしまったあとの葉桜。あまりの寒波に土地の人も桜も驚いた様子。咲いていれば角館のしだれ桜が絶景と思いました(桜の咲いている時また行ってみたいと思う)。角館での昼食、「比内地鶏の親子丼」、「稲庭うどん」は絶品でした。

山 月山・鳥海山・白神山地は積雪のためすべて通行止め。岩木山・岩手山・など山の裾野がチラリと見えただけ。八幡平では雨も止み、良い天気とはいかないまでも高原の風景に魅せられました(狐の嫁入り雨。雨が降っているのに晴れている)。鳥海山を通りすぎるとき、大きくてとても立派なが出ていました。

川 美しい渓相で思わず釣竿を出したくなるほどの川ばかり。しかし今節は雪どけの雪代水で川幅いっぱいの洪水のような危険な川でした。(東北の河川での釣りは6月解禁とのこと。納得しました。)

海 強い北風で東映映画の怒涛の波状態。龍飛岬では飛ばされそうになりました。秋田「千畳敷」道の駅では 名物イカ焼き¥300が抜群に柔らかく肉厚でうまい。

 龍飛岬手前、白神山地入口「鯵ヶ沢」にて映画にもなったブサかわ犬「わさお」に偶然出会い記念撮影。

 

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「第七回 春の制作展」講師作品

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「第七回 春の制作展」ご挨拶

「絵を学ぶ」ことってなんだろう。絵を習う人達はよく『描き方」を教えてくれと言われる。また「描き方」が判らないという。風景の描き方は?、花の描き方は?梅は?桜は?・・・。「梅はかけても桜はかけない、だから桜の描き方のコツを教えて」なんて言う。絵にコツがあるなんて嘘でコツなんて無い。見えたまま感じたままだ。自分が感じてなければ描くことなんてできない。「絵を描くことは自由に描き楽しく描くことだ」とどこかの画家が言っていた。「それでは習う意味はないじゃないか」そうかも知れない。

 技術は必要がないのではなく表現に必要な技術を学べば良い。技術は無用と言いながら矛盾している様に思われるが技術は無いより在った方がよい。だが先にあるのではなく必要にかられた結果、技術がもとめられる。技術論は後から・・・自分自身が最初にいないと一体誰の絵を描いているのか・・・。技術や方法にこだわらず、見方や感じ方、捉え方が肝要だ。「絵を学ぶこと」は自分の感性がどこにあるのか探すことなのかもしれない。しかしなかには結果を求め評価を得たいあるいはうまく描きたいという人達もいる。絵は正直だ。今ある自分しか映せない。だから今感じ表現したいことを他人の評価など気にせずまた背伸びすることなく精いっぱい表現して欲しい。自分自身の感性の深淵をのぞきこみ自分がどこに行こうとしているのか、自らを見つめることが大切だと思う。

言い古された言葉だが、絵はナンバーワンの世界ではなくオンリーワンの世界。人はそれぞれ考え方も感じ方も違い十人十色だ。金子みすゞの言葉「皆違ってそれが良い」絵もそのようにありたい。

「春の制作展」にご来場頂き、ありがとうございました。

アートラボ山上    主催者 山上悦則

 

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「第七回 春の制作展」会期終了

「第七回 春の制作展」は31日をもちまして、盛況のうちに終了しました。
今年もたくさんの方に来場、観覧していただくことができました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今後ともアートラボ山上を宜しくお願いいたします。

 

 

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「第七回 春の制作展」開催

第七回春の制作展、開催です

第七回春の制作展、開催です

今年も力作揃いです

今年も力作揃いです

今日から春の制作展が開催されます。
会場の設営も終わり、あとは皆様がお越しくださるのを待つばかりです。

どの作品も、今日のために制作した力作ばかりです。

ぜひ皆様ご友人等お誘い合わせの上、お気軽にお越しくださいませ。

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